アグリアクションレポートVol.25 JA北ひびき 越冬キャベツ
「もうやってらんないわ !」と言いながら、 数時間おきに雪と向き合っていたあの日々。 それがまるで早送りの映像のように過ぎていき 空気にほんのり春の気配を感じ始める頃 白一色だった景色の下で、実はじっと力を蓄えていた野菜があります。 今日は、そんな“冬を越えた甘い主役”のお話です。
越冬キャベツ
越冬キャベツとは 北海道や東北などの豪雪地帯で 秋に収穫せずに畑の雪の下に寝かせたキャベツです。寒さから身を守るために糖分を蓄えるため、 普通のキャベツよりも甘味が強く、みずみずしいのが特徴。 一定期間、雪の中にいたからでしょうか。 キャベツの葉が、隙間なくぎゅっとなっています。

糖度と栄養のひみつ
雪の中で凍結を防ぐためにデンプンを糖に変換するため、 通常のキャベツより糖度が格段に高く(10度以上) 胃腸に良いビタミンUや 免疫力を高めるビタミンCも豊富 !
ビタミンUとは?
「ビタミンU」 聞き慣れない名前ですが 「別名:キャベジン」とも呼ばれています。 そう、あの胃腸薬のキャベジン ! ビタミンUはキャベツから発見されたビタミンで、 胃腸の健康を守ると言われています。
●胃酸分泌を抑制
●胃粘膜の修復
●胃粘膜の新陳代謝を活性
●胃炎、胃潰瘍の回復を促進
歓送迎会シーズンなど、 つい食べ過ぎてしまう時期の心強い味方です。
甘さを丸ごと味わう「キャベツステーキ」
そんな越冬キャベツで作った一品が、忘れられないおいしさでした。
その名も――
キャベツステーキ。

ちょっと厚めに切って 油を引いたフライパンにドーン !
蓋をして蒸し焼きにし、焼き目がついたら裏返して、 仕上げに醤油をひと垂らし。 あとは焦げすぎないように、じっくり。 たったこれだけ。
このキャベツステーキが、本当に !!!美味しかった !!!!
やっぱり糖度が高い越冬キャベツだからでしょうか、 噛むほどに甘さがにじみ出て、じゅわっと広がる水分。 表面の焼き目の香ばしさと、垂らした醤油が重なり合い、 主役級のおいしさが口いっぱいに広がります !!! 「なんでもっと早くから作らなかったんだろう・・・」 本気で思いました。 焼くだけでとても簡単なのに、 ご馳走級に美味しいキャベツ料理 ! ぜひみなさんもやってみて !!!
もうひとつの推し、とんぺい焼き
キャベツ料理といえば、とんぺい焼きも外せません。
・有限会社木川商店(幕別町店舗・オンライン)

細かく刻んだ越冬キャベツと豚肉を塩胡椒で炒め、 ふわっと焼いた卵で包むだけ。 本当は青のりもかけたかったのですが、なくても十分。 甘いキャベツと豚肉の旨み。 そこに卵のやさしさが重なれば、お酒が自然と進んでしまう一皿になります。🍺
冬だけのご褒美
北海道では、越冬キャベツは3月頃まで販売されます。
冬の間だけ出会える、期間限定の甘さ。 厳しい寒さの中で育ててくれる農家さんに、心から感謝しています。 雪の下でじっと力を蓄えたキャベツ。 その甘さを、ぜひ一度味わってみてください。 北海道、やっぱり最高 !!!!

